2013年8月3日土曜日

映画『SHORT PEACE』

こんにちは。歯科衛生士の橋本です。

8月になりましたね。
今年もあと4か月!
日々慌ただしく過ごしているので、
時が経つのがあっという間です。
もうすぐお盆休みがあるのですが、
私は友達と東京に遊びに行きます。
今からどこに行こうかと計画を立ててはソワソワしています。


さて、先日観た映画の話でも。

『SHORT PEACE』 http://shortpeace-movie.com/jp/

大友克洋さんを始め、
5人の監督さんからなるオムニバス映画です。

実は、ある物語のインパクトが大きくて、
その気持ちをエンドロールまで引きずってしまい、
フラフラになりながら映画館を出ました。

帰宅してから購入したパンフレットをじっくり読むと、
世界観や設定、登場人物の背景を知り、
一つ一つの作品に込められた、
監督はじめスタッフの方々の思いに胸が熱くなりました。

ネタバレになるのであまり多くは語りませんが、
例えば、『九十九』という作品について。

「九十九」とは長い、多いという意味で、
古いものに宿った何かである、
「付喪神(つくもがみ)」という言葉とかけられています。

この物語は、一人の男が付喪神たちと向き合い、
長い時の中で抱えてきた想いが重なって出来た怨念を晴らしていきます。
男が鮮やかに解決していくその様は、
見ているこちらも爽快です。

初見では分からなかったこの男の正体や、
男のもつある物の意味を知った時は、
設定の細かさに驚かされました。

また、初めてこの作品の映像を見た時に、
人物の肌や衣服などが変わった質感だな、と感じたのですが、
これもある工夫がされていて、
監督(森田修平さん)のセンスに感嘆しました。

『九十九』の他に、『火要鎮』という作品があり、
こちらも絵巻物のような映像がとても美しい。
しかもCGは一部だけで、ほぼ手で塗っているという(!)。

この映画がディスク化されたら、
細部まで目を凝らして何回でも見たいです。
きっと見る度に新しい発見があると思う。



▲パンフレットと前売り特典のポストカード。
前売り券をあと二枚くらい買っておけばよかった…!

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